硝酸カリウムが溶け残った。何℃まで上げたら溶ける?どれくらい水を入れたら溶ける?
物質を溶かしきるための温度や水の量を求める
40℃の水100gに硝酸カリウム80gをいれて、溶かしたところ溶け残った。
この硝酸カリウムをすべて溶かして飽和水溶液にしたい。
温度を上昇させると、最低何℃ですべてが溶けるか。
考え方
溶解度曲線よりも下になると物質は全て溶ける。
飽和水溶液は溶解度曲線上である。温度を上昇させるとグラフより48℃で全て溶ける。
グラフの見方によって47℃にも見える。採点が難しい問題である。
物質を溶かしきる水の体積にする。
水を1gずつ加えたとすると、何g水を加えたところで完全に溶けるか。
考え方
水の温度が40℃の時、水100gには64gの硝酸カリウムが溶ける
水Mgには80gの硝酸カリウムがとける。
100:64=M:80
64M=100×80
M=100×80÷64
M=125
水125gのときに、完全に溶ける
このことから 水を125ー100=25g加えた時に完全に溶ける
まとめ
温度を上昇させて溶かすときは、溶解度曲線と溶質の量が同じになる温度を見つける
水を加えるときは縦軸の目盛りを変化させるのだから、その温度での溶解度を何倍にすれば溶質の量になるか。
この場合は64gが溶解度だから80gは80÷64=1.25倍
1.25倍の水が必要ということで100×1.25=125g
ということで縦軸の目盛りを1.25倍にして考える。
右にスライドさせて考えるか、目盛りの軸の倍率を変えるか