150gの水に溶ける溶質の量と10%の水溶液200gを飽和溶液にする方法
溶解度の基本問題(2016年千葉)
- 溶解度の基本問題(2016年千葉)
(1)100gの水に溶ける溶質の最大の質量(g)を何というか。
(2)温度計が図1を示すとき、温度計の示す値は何℃か。目盛りの⅟₁₀まで答えなさい。また、このとき、水100gには物質Aは何gとけるか。
(3)図1の温度のままで水150gには何gとけるか。
(4)10%の物質Bが溶けている溶液200gを用意した
①溶液中の物質Bは何gか
②温度計を図1のままで、この溶液を飽和溶液にするにはBをあと何g加えればよいか。
考え方
(1)水100gに溶ける溶質の質量(g)を溶解度という
(2)この温度計は1メモリ1℃であるから27.0℃と1メモリ1℃の⅟₁₀まで読み取る。
(3)溶解度曲線を読む
溶解度曲線で27.0℃の時のAの溶解度を読むと41g
(4)溶解度の問題を解くときは溶媒(水)の質量を求める
物質Bが10%の水溶液200gにとけているので
200×0.10=20gが、物質Bの質量なので溶質の質量は20g 水の質量は180g
①溶けている溶質の質量は20g
水100gには27.0℃のとき36.0g溶解することができる
水180gにはMg溶解するとする。
水 100g 180g
溶質 36g Mg
水の質量:溶質の質量=100:36=180:M
100M=36×180
M=36×180/100
M=9×36/5
M=64.8
10%の水溶液には20g溶けているので、新たに加える量は M-20
64.8-20=44.8g
これから、新たに加える量は44.8g