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虫媒花と風媒花

どちらが優秀でどちらが下等であるか。

 差別主義の一つの尺度である

 

自分は他よりも優れているということで安心を得るという考え方である。

 

その考え方をほかの生物にも当てはめようとする考え方に

虫媒花と風媒花の考え方がある。

 

離弁花類と合弁花類という分類は双子葉類のみにわけられるが

 

虫媒花は花粉を昆虫によって運ばれる花

風媒花は花粉を風の力によって運ばれる花

 

という分類で種子植物には被子植物裸子植物

単子葉類、双子葉類という分類とは関係がない。

 

虫媒花が昆虫に花粉を運んでもらうことで風という自然の作用によるよりも確実に受粉できるから進化している

 

風媒花がとにかく花粉を多く作ることで繁殖させるから効率が悪く進化していない

 

と考えてしまうのは、いかがなものか?

 イネ科の植物の場合、昆虫に花粉を運んでもらうよりも風で花粉が運ばれたほうが多くの子孫を残すことができる。

 

分類と進化とは関係がない

 

特定の昆虫との関係で子孫を残してきたランの仲間は昆虫との共進化ともいわれるが、それが優れているというわけではなくその種が偶然に生き残っていたにすぎない