双眼実体顕微鏡と双眼鏡の使い方
双眼実体顕微鏡の使い方に関する問題が出題されている
双眼実体顕微鏡
①鏡筒の間隔調整
②粗動ねじで両目で大体のピントを合わせる
③微動ねじで右目でピントをあわせる
③視度調節リングで左目のピントを合わせる
双眼鏡
①視野が一つになるように接眼レンズの間隔を調節する
②ピンチリングを回して左目でピントを合わせる
③視度調節リングを回して右目のピントを合わせり
さて、双眼実体顕微鏡の場合、右目、左目
双眼鏡の場合、左目、右目です。
器具によってなぜ合わせ方が違うのでしょう?
とちらも おおざっぱにあわして、片方合わせて、視度調節リングで両方合わせる
の順番です。
視度調節リングが必要なのは右目と左目で視力が違うからそれを調製するためなので操作としては最後になります。
なぜ、双眼実体顕微鏡と双眼鏡は逆なのでしょうか?
これは、右利き用にこれらの器具は作られているからと思ってください
見えたものを、記録スケッチするのが目的とする器具です。
スケッチするための右手がフリーな方がいいわけです。
視度調節リングが左右逆にありますが、調節ねじは左手で操作します。
左手で実験器具を操作しながら右手で記録するのです。
動く被写体が多い双眼鏡の場合は
左手で素早くピントを合わせるのに初めに左目で合わせる
双眼実体顕微鏡はじっくり観察するためには左手で両目の視力の差を合わせます。
そうなると最後に左目になるんです。
左手で器具を操作するというのは光学顕微鏡も同じこと
ということは、左手で何を重視して操作するのかというのが大事でどちらの目から合わせるのかというのは二の次の話である。