魔法の言葉「表面積を大きくして、効率よく○○することができる」
植物の根には細い根毛がある。その根毛の働きは何か
表面積を大きくして、効率よく水や養分を吸収することができる。
小腸の壁にはたくさんのひだがある。このひだの役割は何か。
表面積を大きくして、効率よく養分を吸収することができる。
肺胞の役割を答えなさい
表面積を大きくして効率よく、酸素と二酸化炭素の交換をすることができる。
理由を言葉で書きなさいという問題が増えている。そのなかでも多いものを3つ取り上げた。
ことばで答えを書きなさい問題は、採点するときに非常に悩むことが多いのです。
語句を答える、数字で答える、記号で答えるという問題と比べ、言葉で書く問題はいろんな表現ができるから。
いろんな表現があるため、この言葉が文章中に入っていれば正解という採点基準があります。
それが
「表面積を大きくして、効率よく○○することができるため」という言葉なのです。
小さくなるほど、表面積を大きくすることができるのです。
水に溶かすときに細かくすりつぶすのはなぜか。
表面積を大きくして、効率よく水とまじりあうようにするため
鉄のかたまりに火をつけても燃えないが、スチールウールに火をつけると燃焼するのはなぜか
表面積を大きくして、効率よく酸素と反応することができるため
逆に大きくなると、表面積は小さくなります。
日本の本州に住むツキノワグマは割と小柄です。
しかし、北海道にいるヒグマ、さらに北極圏に住むホッキョクグマは大きくなります。生物は高緯度ほど体が大きくなる種が現れるといわれています。(ベルクマンの法則)
これの理由は、逆の答えになります。