【中三応援プログラム】太陽は右から欠ける(2012年高知)
月食が起こった次の新月のときには日食が観測されることが多い。
12月4日は日食が観察されます。
日食のかけ方についての問題がよく出題されます。
日食の位置関係
(1) 日食が観測されるときの月,地球,太陽の位置関係を模式的に表した図として最も適切なものを、次のア~エから一つ選び、その記号を書け。
日食が起こるのは太陽、月、地球が1直線上に並ぶためです
そのため、月が新月の時に鹿、日食は観測できません。
新月の位置はウ
日食の連続写真
(2) 日本のある地点で日食が観測されるとき、太陽が時間の経過とともに,見かけ上満ち欠けていくようすを表した模式図として最も適切なものはどれか。次のア~エから一つ選び,その 記号を書け。ただし、それぞれの模式図の上方を天頂の方向とする。
日食は月の影に隠れるので月の丸い形が見えます。だから、アとイではない。
ではウとエのどちらでしょう。
ちなみに月食は
いつの月食も左側から地球の影に入るので、左側から欠け始めます。
そして、全部かけ終わり、月が復活するときは右側から戻ってきます。
これは、月が移動するよりも太陽が移動する方が速い、太陽が移動する方が速いということは地球の影が左から右に移動するのが速い、だからこのように欠けていき、復活する。
日食は太陽が月よりも動くのが速い。
新月が先に上っているのですが、黒い月がのぼっているというのは見えません。
太陽が月に追いつくと今度は右から欠けていきます。
答えはウになります、
では12月4日はどのように観測できるのでしょう。
あれっ左から欠けてる~~~~なぜ~~~右から欠けるんじゃないのぉ
という世界ですね。12月4日の皆既日食は南極大陸で観測できます。
南極ということは南半球です。
南半球では北半球と逆なんです。
太陽は東昇って北を通って西に沈むというより、この時期は白夜ですね。
南極は夏ですから、日は沈まない。
北半球では南の方へ太陽は昇っていくわけです。右側から欠けるというのは西側から欠ける。
南半球では北の方に太陽は昇っていくわけです。左側から欠けるというのは西側から欠ける。
そうです。逆になっているだけで同じ側から欠けています。
というわけで日食、月食の問題の時はどこで観測されているのかも気を付けましょう、
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