中学理科応援「一緒に学ぼう」ゴッチャンねる

コロナ禍でも頑張る中学生を応援してます

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ

炭酸水素ナトリウムの加熱実験操作

図のような装置を組み立て、試験管Xに入れた炭酸水素ナトリウムを加熱して、発生した気体を試験管Yに集めた。f:id:gomasan8:20210523155103p:plain

(1)試験管Xを加熱する前に試験管Xでしなければいけないことは何か。またそのようにしなければいけない理由を答えなさい。

(2)最初に出てくる気体を試験管Yに集めず、しばらくしてから発生した気体を集めた、なぜ、最初の気体を集めないのか。

f:id:gomasan8:20210523160538p:plain

(3)上の図で加熱をやめる前にすることについて、操作の先のものから順番になるように、ア~キの中から必要なものを選び、記号で並べなさい

  ア ねじYをしめる

  イ 試験管Aの口の部分を上にあげる

  ウ ガラス管を水中から取り出す。

  エ ガスの元栓をしめる

  オ ゴム管を指でつまむ

  カ ガスバーナーのコックをしめる

  キ ねじXをしめる

(4)ガラス管を水中から取り出す理由として、適切なものを次のア~エの中から選び、記号で答えなさい。

ア 試験管A内の気圧が上がるので、試験管Aのゴム栓が飛び出すことをふせぐため

イ 試験管A内の気圧が上がるので、水槽の水が試験官Aに流れ込むのを防ぐため

ウ 試験管A内の気圧が下がるので、試験管Aのゴム栓が飛び出すのを防ぐため

エ 試験管A内の気圧が下がるので、水槽の水が試験官Aに流れ込むのをふせぐため

    

解答

(1)操作 試験管の口を下に下げる

  理由 実験で液体が生じた場合、液体が加熱部分にながれないようにするため

(2)はじめに出てくる気体は試験管Xの中に入っていた空気を多く含むため

(3)ウ→キ→ア→カ→エ

(4)エ

 

解説

(1)炭酸水素ナトリウムが熱分解されて、炭酸ナトリウム、水、二酸化炭素が生じる。液体が生じるときは試験管の口を下に下げる

(2)試験管A内にもともとある空気ではなく、熱分解で生じる二酸化炭素を集めるため、最初の気体は集めない。

(3)加熱時と逆の操作を行う。ガラス管を水の中から出す操作を税所に行う。

(4)加熱を行うと試験管Aの中の空気が加熱によりぼうちょうし、気圧が上がる。加熱をやめると、中の気体が圧縮するので気圧が下がる。水槽の中の水が逆流しないようにするため、ガラス管を水槽から取り出す。