酸化銅4.00gと炭素粉末を混ぜて酸化銅を還元した。残った物質は何gか?
愛媛県、鹿児島県で同じグラフを用いて同じ解き方で解ける問題が出現した。
酸化銅4.00gと炭素粉末をまぜて反応させた。酸化銅の質量を一定にし炭素粉末の質量を変化したときに炭素粉末が0.30gのときに酸化銅は完全に還元された。
愛媛県ではこの問題で、加熱後にガラス管を石灰水から出す理由を尋ねている。
鹿児島県では、ガラス管を取り出し火を消した後、ピンチコックを使う理由を尋ねている。
愛媛県では炭素粉末を0.15gにした時の、反応後に試験管に残った質量と二酸化炭素の質量をたずねている
鹿児島県では 酸化銅6.00g 炭素粉末0.75gに変えた時、何が何g残るかという問題である。
この問題の共通点は、実験操作の手順の理解、グラフの活用の仕方である。
酸化銅の還元の問題は銅を酸化させるというメインの問題に付属して出題される形式が多く、単独で出題されることがあまりなかった。銅の酸化をメインにしている受験生にとって盲点になりがちである。