【中三応援プログラム】月の運動、黄道(2021年石川)
2月16日に満月になり、来週24日は下弦の月🌗
南中時刻が朝6時になります。
この時間、東の空では明けの明星が見れます。
金星は地球よりも太陽の近くを公転しているため明け方や夕方にしか見えません。そして、今の時期は肉眼で見えるようにみると右側が大きくかけて見えます
天体望遠鏡では上下左右逆に見えます
月と金星は同じようにかけていると思ってください
[観察1] 石川県内の地点Xで、ある年の1月15日に、21時から23時まで30分ごとに、南西の空に見える月の位置を 観察した。図1の月の位置は、21時の月の位置を記録したものである。また、この観察は、1月17日にも 行った。
[観察 II」 観察1の地点Xで、ある年の5月22日22時に、月の形を観察した。図2は、月の形を記録したものである。 また、月の形の観察と同時に星座の観察も行った。
月食
問1 太陽と地球と月が一直線上に並び、月が地球のかげに入る現象を何というか、書きなさい。
月が地球の影に入る現象なので月食
日食は太陽が月に隠れる現象
月の運動
問2 観察について、次の文は、この観察の結果についてまとめたものである。文中の①②には図1のアーエのいずれか1つの符号を,③にはあてはまる内容をそれぞれ書き、文を完成さ せなさい。
1月15日23時の観察では、月は、21時の月よりも、①の方向に見えた。また、1 月17日21時の観察では、月は、15日の21 時の月よりも②の方向に見えた。同じ 時刻に同じ場所で観察しても、2日後に月の位置が変わったのは、月が( ③ ) からである。
①は同じ日に観察しているので、月の日周運動である。月はより西の方に行く。
西はエの方向である。
日にちがたつほど、月は東の方に進む。よって同じ時間に見るとアの方向である
①エ②ア
月は1日に12度東の方向に移動している。これは月が地球の周りを公転しているためである。
③地球の周りを公転している
これは単に「公転しているから」では不正解である。太陽の周りを公転しているからなのか地球の周りを公転しているのかがわからないからである。
ここでは、太陽の周りをまわるよりも地球の周りをまわることが原因なので「地球の周りを」と書かなければならない。
また
月が(回っている)から
というのも不正解
自転、公転という用語を使い分けられるかという問題だからである。
間3 観察 II について、次の1~3に答えなさい。なお、図3は、天球上の太陽の通り道と、その付近にある一部の星座を示したものである。
黄道
(1)天球上の太陽の通り道を何というか、書きなさい。
星座が観察できない理由
(2)5月に、星座の観察を行っても、おうし座が見えない理由を、図3をもとに書きなさい。
地球から見て太陽とおうし座が同じ方向にあるため
月と同じ方向にある星座
(3)5月22日22時の月と同じ方向にある星座はどれか、次のア~エから最も適切なものを1 つ選び、その符号を書きなさい。
ア いて座
イてんびん座
ウ しし座
上を北極として地球、太陽、月の関係を図にしてみる。月は上弦の月であるから図のように上側にある。
22時の位置に観測者を立たせる。22時には上弦の月は南西の方向にある。
黄道に基づき。星座を並べてみると図のようになる。
月と同じ方向にあるのはしし座である。
答えはウ
この問題は難易度が高い。石川県の天体の問題にはこのように難しい問題がある。