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【中三応援プログラム】<基本問題>プレートの断面、地層の堆積(2021年宮崎)

問題文の中に会話があるが、会話は問題とは全く関係がないものであった。

 入試問題では、与えられた図や会話文が「全く関係がない」というのがある。

岡山県は特にその傾向が強い。近年は全国的にその傾向が出てきている。

 問題量が多く、文章も多い

 読んでいるうちに時間が無くなるということがないように、初めに各問を読んで答えてしまおう。

 会話文で鬼の洗濯岩の話があるが、その設問は一つもなかった。

 会話文は 下線が引かれてたり、穴埋めのときに考え、それ以外が飛ばしてしまうのが効率よく問題を攻略するポイントである。

 

1 小春さんは,日本付近の地震の震央の分布を示す図1を見つけた。図1のAは日本海のある 地点を,Bは太平洋のある地点をそれぞれ示している。下の(1),(2)の問いに答えなさい。

図1

f:id:gomasan8:20220210074705p:plain

地震の規模

(1) 地震の規模に関する説明として,適切なものはどれか。次のア~エから1つ選び,記号で答えなさい。

ア マグニチュードで表され,値が大きいほど地震のエネルギーは大きい。

 この文章は正しい

マグニチュードで表され,ふつう,観測地点が震央に近いほど値が大きくなる。

 観測地点が震央に近いほど大きく観測されるのは震度である

ウ震度で表され,値が大きいほど地震のエネルギーは大きい。

エ 震度で表され,ふつう,観測地点が震央に近いほど値が大きくなる。

 この問題は基本問題である。

マグニチュードと震度との違いを答える問題はよく出る。

 マグニチュードは1ことなると32倍のエネルギーの違いがある

2個となると約1000倍異なる。

 マグニチュードは整数で表されないこともある。

東日本大震災では マグニチュード9を観測している。

震度は0,1,2,3,4,5弱、5強、6弱、6強、7の10段階である地点での揺れの大きさを示している。震度階級と呼ばれるもので地震計の記録から求められている

マグニチュード地震の発生場所での地震のエネルギーの大きさなので。その地震によるマグニチュードの値は一つである。

 

が答えになる

 

プレートの断面

(2) 図1のAB間のプレートのようすや動きを表す模式図として,適切なものはどれか。次のアーエから1つ選び,記号で答えなさい。ただし,図中の矢印はプレートが動く方向を示 している。

f:id:gomasan8:20220210075531p:plain

 

日本列島周辺の4つのプレートの位置と名称をまずおさえること

https://www.jishin.go.jp/main/yogo/e.htm

より引用

 

プレートには

 ユーラシアプレート、北アメリカプレートの大陸プレート(日本海側 日本の左側)

 太平洋プレート、フィリピン海プレートの海洋プレート(太平洋側 日本の右側)

 

海洋プレートが大陸プレートに沈み込む

が答えになる。

 

砂と泥の堆積

(1) 次の文は,砂と泥の堆積について説明したものである。(1), (2) に入る適切な言 葉の組み合わせを,下のアーエから1つ選び,記号で答えなさい。

河口に運ばれた砂と泥では,(1)の方が河口や岸から離れたところで堆積しやすい。 また,粒の大きさがちがうものが同時に堆積するときは,粒が大きなものほど (2) 沈む。

ア  1: 泥2:速く

イ 1: 泥2 :ゆっくり

ウ  1:砂2:速く

ェ 1: 砂2:ゆっくり

 

河口に運ばれた砂や泥は、大きい粒ほど河口近くに堆積する。

河口近くでは れき、砂、泥の順である

 泥が一番遠くに運ばれる

 岸に離れたところは 1泥

 粒が大きいほど2速く沈む

  

 

示相化石

(2) 小春さんは,観察の前に化石について調べたところ,示相化石とよばれる化石があること を知った。示相化石からはどのようなことが推定できるか,簡潔に書きなさい。

 

示相化石から、その地域の環境がわかる

 

 

(3) 小春さんは,学校の近くの崖に見られる地層のようすを図2のように記録し,それぞれの 層の特徴を表のようにまとめた。この地層に関して考えられることとして,最も適切なもの はどれか。下のアーエから1つ選び,記号で答えなさい。

 

 

 

f:id:gomasan8:20220210083640p:plain

F→E→D→C→B→A

の順に堆積した。途中に不整合がないことから、これらの層が堆積した後に隆起したと考えられる。

 F河口に近い

 E河口から遠い アンモナイト中生代示準化石よりこの層は中生代に堆積

  Fの時に比べて河口が遠くなったのは、沈降した可能性がある。

 D凝灰岩の層より、火山の活動があった

 C河口に近い

 B河口から遠い

 A河口に近い

というのをこの表から読み取り、選択肢を見る。

 

ア A,C,Fの砂岩の層は,同じ時期に堆積した。

 違う時期に堆積しているので間違い。

 洪水などで一気に地層が形成されるときは、大きい粒子から小さい粒子へと変化するが、ここでは、大きい粒子の砂岩の層と小さい粒子の泥岩の層が交互であることから同時に堆積したとは考えられない。

 

イ A~F層は,すべて陸上で堆積した。

 陸上では砂岩や泥岩は堆積しないので間違い。

 アンモナイトは海に生息するので陸上ではない。

 

ウ D層が堆積した時期は,火山活動が起こっていた。

 凝灰岩の層は火山活動の証拠なので、正しい。

 

エ E層は,新生代に堆積した。

 新生代を示す示相化石がないので誤りになる。

 

答えは、