【中三応援プログラム】未知の遺伝子の組み合わせを優性の純系からの子を劣性の純系と掛け合わせた結果から求める
2021年の長野県県立高校入試問題からマツバボタンに関する遺伝である。
遺伝の問題はエンドウとマツバボタンが主に出題される。
2021年から、中学校では新しい学習指導要領が完全実施され
思考力判断力が必要な問題がここ数年、出題されるようになった。
長野県は多くの問題でその傾向があるので、ぜひ過去問を見てもらいたい
問題の入手先
今回の問題は長野県教育委員会で公開されている問題を用いたものである
動画で解説
ポイント
遺伝子の組み合わせのことを遺伝子型
それにより現れる形質を表現型という
遺伝子型には同じ遺伝子が対になっているホモと異なる遺伝子が対になっているヘテロがある。
優性の形質には
優性の遺伝子が一つでもあればその形質になるので
優性ホモ、優性ヘテロと2種類ある。
このうち、どちらの遺伝子型かを決めるのに、劣性ホモを使う
劣性の形質を表すのはホモしかいない。
劣性ホモを使ったときにできる子がすべて優性の形質を示すとき
交雑した相手はホモである
劣性ホモを使ったときにできる子が優性:劣性が1:1になるとき
交雑した相手がヘテロであるというのがこの検定交雑である。
中学ではこの用語も手法も習わないが入試問題にはよく出題されるのでこの方法を覚えておこう。