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火山活動は何回起こったか。(2016年長野)

海底で堆積してできた地層が,がけで見られた。この地層を図7のようにスケッチし,特徴を調べた。

(7) 図7の地層が連続してつくられている間に,この場所の近くで火山が噴火したのは,少なくとも何回か,書きなさい。

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火山灰の堆積からなる凝灰岩の層が2層あるので、少なくとも2回は噴火したと考えられる。

 

 (8) Gの地層がつくられている間に,この場所と陸地との距離はしだいに遠くなっていったと考えられる。そう考えた理由を,粒の大きさと粒が運ばれる距離との関係にふれて,簡潔に説明しなさい。ただし,この地層の上下逆転や断層は見られ ないものとする。

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Gはレキ岩、砂岩、泥岩の順に堆積している。粒子の粒の大きさが小さくなっていることから、小さな粒ほど遠くに運ばれることから、河口から離れていったと考えられる。

 

ポイント

何回起きたかという問題は「何回、隆起、沈降をしたか」

という問題でよく出される。不整合になっている数を数える問題である。

今回は、凝灰岩の層の数を求めた、

 

津波や洪水などで短期間に地層が形成される場合、一つの地層の中で下に大きい粒子、上に行くほど小さい粒子が堆積する。このような構造を級化構造という。

 

この問題は級化構造の問題ではなく、地層がレキ岩、砂岩、泥岩になっている。

 

地層が作られると、海底面が浅くなり、泥、砂、レキのように堆積物の大きさが大きくなり河口に近づくものが多いがこの問題のように加工が遠ざかる場合がある。