大阪府の公立高校の出題傾向(光に関する問題から)
問題数36題のうち、正答率80%~100%に近いものが8~9題だから問題数は9/36で25%
正答率20%台に近いものが6題で問題数は6/36で17%
このように誰でも解ける問題と誰も解けない問題を合わせて平均の正答率が65%前後になるように計算されて作られている。
だれでも解ける問題は
電池が外されている図を見て「電気が流れない理由を語群から選びなさい」
という理科のテスト? 電池が入ってないから電流が流れないのは当たり前のレベルから、本質を理解していないと解けない問題まである。
今回は2021年の問題から 光に関する問題を通して出題傾向と対策を考えてみる。
問題入手先
テストの正答率について
http://wwwc.osaka-c.ed.jp/category/forteacher/investigate/publication/r03/R03_gakuryokuchousa.pdf
光に関する問題
LEDについて、電気用記号に関する問題
LEDについて 電力量の単位
LEDについて、電池が取り除かれている回路
というように光の問題というよりは電気の問題が出題されている。
どれも正答率が高い。
次の乱反射に関する問題は記号選択にもかかわらず正答率が22%と低くなっている
さらに半円形レンズの作図も19.8%と正答率が低い
この大問全体で平均点が60%台になっているが、どの問題も6割の受験生が正答しているのではなく、誰でも解ける問題と誰も解けない問題で二極化した結果このような平均点になっている。
入試に合格するにはこの「誰でも解ける問題は必ず解けるようにする」が特に大事になる。
また、だれも解けない問題は決して難問ではない。
大阪府は発表している正答率は受験生全体の正答率である。合格者の正答率ではない。合格者は正答率が高い問題は100%に近い正答率であるに違いない。
そして、合格するかどうかはこの、正答率が低い問題を正答できるかどうかが運命の分かれ目になる。
大阪の2021年度の受験者は38862人、19.4%の正答者は7539人
入りたい学校に入るためにはこの中に入れたら強いだろう。
そして1,2点で合格が決まる本番ではこの「誰も解けない問題」も解けるようになっておくこと、これが必要である
解説動画
ポイント
半円形レンズとレンズの作図を混同しないこと。