動物の系統樹
動物を進化の視点から分類したものを系統樹という。
これは高校の範囲に入るので、中学校では学習しない。
しかし、高校の入試問題を解くときにこの系統樹を知っていることで無駄な暗記をしないで済むことができる。
中学校の教科書には赤でかこった「せきつい動物」と「無脊椎動物」
無せきつい動物は、「節足動物」と「軟体動物」、そして「その他の無脊椎動物」に分類され。動物の名前がずらずらと並んでいる。
入試問題では、節足動物と同じ仲間の動物はどれか
軟体動物と同じ仲間の動物はどれか
というのが出題される。中学では、多くの動物名を覚え、その中から節足動物、軟体動物を答えるという手法がとられている
しかし、これは、無駄な労力を使っている。
分類手法を学んでいるのだから
「その他の無脊椎動物」もしっかり分類すれば無駄な暗記はなくなるのである。
動物の分類でよく出るのがクラゲ
クラゲは軟体動物か?という問題である。
軟体動物はカタツムリとイカ、タコ。貝類だからクラゲはそれの中に入っていないから軟体動物ではない。と中学生は覚える。
しかし、ここで、
クラゲは夏に海に行くと刺されて大変だよね。毒針持っているから。夏の終わりにクラゲの死骸が海辺でいっぱいあってそれが毒なんだ。
毒といえば、イソギンチャク、そしてイソギンチャクの毒を防御科壁にして身を守るカクレクマノミがいるよね。
これで、クラゲとイソギンチャクは毒針をもつ同じ仲間の刺胞(しほう)動物で軟体動物とは違うことが分かる。
節足動物を選びなさい。でよく出題されるのがミジンコ
WiKipediaより画像引用
これは 甲殻類である。外骨格を持つので脱皮をしながら大きくなります。
プラナリアは教科書で出てくる。切っても再生する生き物で紹介されます。
プラナリア(ウズムシ) – きらら舎より画像引用
目がより目で愛らしく平べったい生き物です。
中学校の教科書には2回登場します。動物の分類と子孫の残し方(中三)
しかし、生息域が限られているためめったに観察できない。そして、写真だけ見るとヒルの仲間だと思ってしまう。
ヒルは次のようなものです(Wikipeiaより引用)
ヒル自体も見たことがない人も多いと思います。
プラナリアは平べったいので扁形動物
その他の動物に分類されるとプラナリアもミミズもみんなその他の動物で同じ仲間になってしまいます。
違うんです。プラナリアは平べったいがミミズはわっかなのです。
理科は暗記科目だ
と割り切って暗記をするとテストの時は覚えていてもすぐに忘れてしまいます。
理科が目指すものは暗記ではない。分類という手法などの技術です。
分類の仕方とともにいろんな生物をグループ分けをすることでわかること
この技術が大切なのです
分類の方法に基づく出題が今後されることが考えられる動物名をただ単に暗記していたのではこの思考力、判断力を問う問題を攻略することはできない