中学1年&中学3年 密度 浮力 ばねの力
密度の問題は、水に浮かぶか沈むかという観察実験で、中学1年の化学の導入に登場する。
この密度から塩水では体が軽くなるという発展から、溶液の密度の話になる。
このとき、去年までの学習指導要領では浮力を同時に扱っていたが
今年から、新学習指導要領に完全に移行したため浮力は中3で学習することになる。
中3ではばねの力とともに学習する。
これに伴い、近年の高校入試では密度と浮力とばねの力を一緒にした問題が出されている。
また、物質の見分け方について、その方法を見出す能力が求められるようになってきたので実験方法に関する問題も多くなってきた。
実験の結果の暗記だけでなく、この実験をやるのはどういう目的なのか、
そして密度の測定の実験を行う時に何を注意しなければならないのかまで考える必要がある。
未知の物質があるとき、その物質が何であるかを調べる方法として密度を測定するという方法がある。
理科室に置かれた金属を調べる方法として密度を使っている。
密度を測定するときに誤差になってしまうのが、体積を測るときに空気を測ってしまうことである、
同じ物質でも固体、液体、気体という状態変化で密度は変わる。
密度の問題と状態変化の問題を同時に出題されることが多い、
プラスチックの密度比較はよく出題される
ポリプロピレンの密度(福岡県)
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンの密度比較(三重県)
プラスチックを分けるために使う溶液(宮城県)
応用問題では
ばねばかりから浮力を求め、そこから体積を求める
質量と浮力から求めた体積から密度を求めるという総合問題がある。